アボカドオイルって何?
食べるの?
アボカドオイルの使い方が分からない…。
おなじみの食材「アボカド」。
「オイル」もあるんです。
アボカドオイルは、実はアロマテラピーにも使えます。
この記事では
・アボカドについて
・アボカドオイルについて・アボカドオイルの美容効果・精油と合わせて使う方法をご紹介しています。
アボカドオイルは単体でも良いですが、精油とミックスすることで、アロマテラピーにもなります。
アボカドオイルを使えば、もっとアロマテラピーは楽しくなるのです!
さぁアナタも、アボカドオイルの魅力を知って、アボカドオイルを使ってみましょう!
目次
アボカドってどんな植物?
身近にあるアボカド。
どんな植物かご存じでしょうか?
アボカドは、クスノキ科ワニナシ属の常緑高木です。
原産はメキシコで、熱帯や亜熱帯地域で栽培されています。
紀元前8000年頃から栽培されていたとか。
実は歴史深いんですね!
現在では、メキシコやカリフォルニア州、イスラエルなどで栽培されています。
日本では、温暖な地域で栽培されているそう。
アボカドの樹高は10~20m。
花は、雄花と雌花が同じ木に咲きます。
が、雄花と雌花が咲く時期がずれているため、自然交配で結実することは少ないそう。
人工授粉が必要です。
アボカドの木は、耐寒性が弱いため、冬は室内に取り込む必要があります。
また、水をやりすぎると根腐れを起こしやすいため、注意が必要です。
アボカドの果実は、卵形または球形で、長さ10~20cm、重さ0.5~2kgにもなります。
食材としてのアボカド
アボカドの果肉は、バターのようなこってりした食感で、独特の風味で人気の食材。
アボカドは、栄養価の高い果物として知られています。
果肉には、脂質、ビタミンC、ビタミンE、カリウム、食物繊維などが豊富。
アボカドは、健康に良い栄養素を豊富に含んでいるため、積極的に摂取したい果物です。
アボカドオイルについて
アボカドオイルは、アボカドの果肉から抽出された植物油です。
栄養素としては
- 脂肪酸
- ビタミンE
- ビタミンK
を含んでいます。
利点としては
- 血中コレステロール値を下げる
- 動脈硬化を予防する
- 抗酸化作用で細胞の老化を防ぐ
- 皮膚や髪の保湿効果
- 血液凝固を促進する
などがあります。
健康に良いと言われていますが、カロリーが高いので、摂りすぎには注意。
また、精製されていないアボカドオイルは、摂取するとアレルギー反応を起こす可能性もあります。
用途としては
- 食用:生でも調理用でも使用できます。サラダやドレッシング、揚げ物などに使用すると、風味と栄養価をアップさせることができます。
- 化粧品:保湿効果が高く、肌や髪に使用できます。化粧水や乳液、クリーム、とリーメントオイルなどに使用されています。
- 潤滑剤:工業用潤滑剤や、バイオディーゼル燃料の原料として使用されています。
など、食べても良し、化粧品としても良し、潤滑油としても使われるなど、用途が多岐に渡るのがアボカドオイルの魅力です。
アボカドオイルの脂肪酸について
アボカドオイルは脂肪酸を含んでいます。
アボカドオイルの脂肪酸は、不飽和脂肪酸。
不飽和脂肪酸の中でも、アボカドオイルには、オレイン酸が約60%、リノール酸が約20%占めています。
オレイン酸とは
オレイン酸のはたらきとしては
- 血中コレステロール値を下げる
- 抗酸化作用がある
- 皮膚や髪の健康に良い
などがあると考えられています。
オレイン酸は、LDL(悪玉)コレステロールを下げ、HDL(善玉)コレステロールを上げる効果があるとか。
動脈硬化や心臓病などのリスクを下げると考えられています。
抗酸化作用とは、細胞の老化や病気の原因となる活性酸素を除去する働きのことです。
皮膚や髪の保湿に効果があるとされています。
また、ビタミンEと協力して、細胞の老化を防ぐ働きもあると考えられているんだとか。
リノール酸とは
リノール酸は、必須脂肪酸の一種。
はたらきとしては
- 皮膚や髪の健康に良い
- 脳や神経の働きを高める
- 免疫力を高める
などがあると考えられています。
リノール酸は、皮膚や髪の細胞膜を構成する成分のひとつです。
そのため、リノール酸を摂取することで、皮膚や髪の健康を保つことができます。
またリノール酸は、脳や神経の細胞膜を構成する成分のひとつ。
リノール酸を摂取することで、脳や神経の働きを高めることができると考えられています。
アボカドオイルには、オレイン酸とリノール酸が豊富に含まれています。
オレイン酸、リノール酸の不飽和脂肪酸は、体内で合成できません。
なので、食事などで摂取する必要があります。
しかし、カロリーが高いので、摂りすぎには注意しましょう。
アボカドオイルの美容効果は?
アボカドオイルは、ビタミンEやビタミンK、オレイン酸などの栄養素を豊富に含んでいるため、さまざまな美容効果が期待できます。
期待できる事としては
- 保湿効果
- ニキビ予防効果
- 髪の保湿効果
- トリートメント効果
などがあります。
アボカドオイルの主成分であるオレイン酸。
オレイン酸には、皮膚の保湿に効果があるとされています。
また、ビタミンEは、抗酸化作用によって、肌の乾燥を防ぐ働きもあると考えられているんだとか。
ビタミンEの抗酸化作用は、シワやたるみなどのエイジングケアにも効果的。
オレイン酸は、皮膚の細胞膜を柔らかくして、弾力性を高める働きがあるとされています。
アボカドオイルには、抗炎症作用も。
ニキビの原因となる炎症を抑える効果が期待できます。
アボカドオイルは、髪の保湿にも効果的。
髪の毛の成分であるケラチンは、オレイン酸とよくなじむため、髪をしなやかでツヤのある状態に保つことができます。
オレイン酸は、肌に浸透しやすいため、全身のトリートメントで肌に潤いを与えることが出来ると考えられているんだとか。
食べて良し、美容にも良い感じで嬉しいオイル!
美容オイルとしての使い方
アボカドオイルを美容に活用する方法としては、以下のようなものが挙げられます。
- フェイスオイル
- ヘアオイル
- トリートメントオイル
フェイスオイル
アボカドオイルを化粧水や乳液の後に、顔全体になじませます。
アボカドオイルは、肌の乾燥を防ぎ、しっとりとした肌に導く効果があるんだとか。
また、抗酸化作用により、紫外線や乾燥などの外的刺激から肌を守り、シミやシワなどの老化を防ぐ効果も期待できます。
手順としては
- 洗顔後、化粧水や乳液で肌を整えます。
- アボカドオイルを1~2プッシュ手にとり、顔全体になじませます。
- 顔の中心から外側に向かって、やさしく塗っていきます。
仕上げとして使うのが良いんですね
ヘアオイル
洗髪後、タオルドライした髪の毛に、アボカドオイルをなじませます。
アボカドオイルは、髪の毛の表面に薄く膜を張ることで、髪の乾燥を防ぎ、ツヤとまとまりのある髪に導く効果が期待できるそう。
また、抗炎症作用により、頭皮の炎症を抑え、フケやかゆみを防ぐ効果も期待できます。
手順は
- 洗髪後、タオルドライした髪の毛に、アボカドオイルを1~2プッシュなじませます。
- 髪の毛の毛先を中心に、揉み込むようになじませます
まさにヘアオイルの使い方
トリートメントオイル
アボカドオイルを顔や体に塗ります。
アボカドオイルは、保湿力や抗酸化作用により、肌の乾燥を防ぎ、シミやシワなどの老化を防ぐ効果が期待できます。
また、抗炎症作用により、肌の炎症を抑え、肌荒れを防ぐ効果も期待できるんだとか。
手順としては
- アボカドオイルを適量手にとり、顔や体になじませます。
- 顔は、目の周り、口元、首筋など、乾燥しやすい部分を中心にトリートメントします。
- 体は、乾燥しやすい部分や、こりを感じている部分を中心にトリートメントします。
おうちサロンみたい!
アボカドオイルをキャリアオイルとして使う
アボカドオイルは、精油と組み合わせて使う事も出来ます。
精油は直接肌には塗りません。
精油を肌に塗る時は、別な植物性のオイルを介します。
この介する植物オイルの事を「キャリアオイル」と呼びます。
肌に精油を運ぶ(carry)から「キャリアオイル」と名付けられた説があります。
アボカドオイルは、保湿性も高いので、キャリアオイルとしても使われるんですね。
キャリアオイルとして使う方法
アボカドオイルをキャリアオイルとして使う方法は簡単。
アボカドオイルに精油を希釈するだけ!
希釈するだけで、精油の香りと薬理作用、アボカドオイルとの相乗効果が期待できます。
大事なのは希釈濃度。
目安としては
- 顔→0.5%濃度
- 体→1%濃度
です。
精油1滴は0.05ml。
10mlのアボカドオイルに希釈するとすれば
- 顔→精油1滴
- 体→精油2滴
です。
希釈濃度に気を付けて、精油とアボカドオイルの相乗効果を期待しましょう。
アボカドオイルを使ってもっとアロマテラピー!
アボカドオイルについてご紹介しました。
食べても良し、美容にも良しのアボカドオイル。
精油を希釈すれば、全身のケアにも使えます。
アボカドオイルを使えば、アロマテラピーはもっと楽しい!
アロマテラピーの幅がグッと広がります。
さぁアナタもアボカドオイルを使って、アロマテラピーをもっと楽しみましょう!